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牛丼が1000円になっても食べに行く?

ご覧頂きありがとうございます。

表参道/原宿で”フリーランス美容師“として活動している江藤公次です。

 

今回のテーマは、『もし牛丼が1000円になっても食べにいきますか?』というお話し。

 

朝、ニュースをチェックしていたら、牛丼業界の経営難の記事が目にとまりました。

 

 


平成31年2月期に、6年ぶりの通期最終赤字に転落する某牛丼チェーン店


以前、牛丼業界は価格競争が勢いを増してしまい赤字経営になってしまったことから価格を再調整しましたよね。

 

当時、牛肉が仕入れられなくなって、

代わりの豚丼が290円とかで食べれましたもんね(*゚▽゚*)

 

そして、今回の赤字の要因は・・・

 

「原材料高」

「人件費高騰」

「コンビニ弁当など中食との競争激化」

「消費者の低価格志向」

 

という4重苦のようです。

 

ほんと難しい問題ですよね!!

 

 


原材料高


僕ら日本人って、国産牛を使用とか、無添加とか品質には厳しい。調べれば良いか悪いかもすぐわかる時代だし。

 

それに対して、国内生産者が減少の中、外食各社が取り合い価格上昇、米国との関税増加、米中貿易摩擦による物価上昇。

 

 


人件費高騰


さらに日本人はサービスにも厳しい。美味しいのは当たり前だし、いらっしゃいませの挨拶とか、すぐ注文した品が出てくるとか、衛生面とか、かなりの部分に目を光らせている。

 

それらを提供してくれる店員側だって給料が高くないと働きたいとは思わないし、少子化でもあります。最近では、高齢の方や海外の方が働いているのをよく目にしますよね。

 

牛丼業界は、都内ではバイトの時給が1000円を超えていて、深夜の時間帯は1500円に達しています。それでも人材確保競争は激しく、上積みも迫られているようです。

 

僕も、学生時代バイトを選ぶ基準は、まず時給だったな。

 

当然、時給良いところに人は集まりますよね・・・

 

 


コンビニ弁当など中食との競争激化


そして、競合関係にある中食産業のコンビニエンストストア。2017年、総菜市場が初の10兆円台超えになるなど、こちらは好調のようです。

 

ファミリーマートは中食専用工場を2カ所、新設するなどコンビニ各社の中食攻勢は加速しているよう。

 

外食との顧客争奪戦は厳しさを増しています。

 

確かにコンビニは、探した時にすぐ見つかるし、待つ事だってほぼない。店員と関わる事はほぼ無いし、品数も豊富だしな。

 

 


消費者の低価格志向


そして、最大の問題が、

 

でました!! デフレマインド!!笑

 

各コストの上昇を価格に反映させれば急激な客離れが起きるのは、外食各社の事例では明白みたいです。

 

その中でも牛丼業界は、消費者の価格感度が高いとされているようで、値上げが厳しい業界のようです。

 

僕ら美容業界も、お客様に満足して頂ける為、美容師が満足できる為に、

 

時代に応じて【変化させるもの】と【変化させないもの】を考えなくてはいけませんね。

 

 


牛丼一杯1000円


では、牛丼業界が、品質、サービス、お客様&従業員満足度を保つには、牛丼一杯いくらなら成り立つのか?

 

1000円という価格が経営的に妥当との声も。

 

どうです?1000円になったら食べに行きますか?

 

さらに案として、24時間営業をなくすべきとか、メニューを減らすべきとか。

 

でも、それを実行しようとすれば、夜中に需要のある職業の方も多くいらっしゃるし、

 

その減らされたメニューを楽しみにしていたお客様もいらっしゃる。

 

一度、作ってしまったサービスを減らすのはとても難しいですよね。

 

一斉に取り締まらない限り、競合店が、うちは24時間やろうとか、メニュー増やそうとかってなるのは目に見えてるし・・・

 

 


美容業界と比べた感想


この牛丼業界と美容業界を比べたら、僕らは幸せですよね。

 

でも今、お客様は美容業界に対しても、

 

技術はあって当たり前、

サービスは良くて当たり前

 

にプラスして、店舗増加やクーポンサイトによるお客様争奪戦で、【安くて当たり前】も植えづけられています。

 

 

では、その中で僕ら美容師には、何ができるんだろう?

 

・デフレの中を生きぬく術をもつのか、

・インフレを作っていく術をもつのか、

 

そして、それには、

家賃や材料、備品などの経費、

美容師の育成と満足度、

競合店との差別化、

クーポンが当たり前のデフレをなんとかしよう、

 

など世にたくさん出回っている事を試行錯誤して調べては、真似したりすることなのか?

 

それも大切だけど、

 

一番大切な事って、目の前にいるお客様に満足してもらえるように精一杯、美容師の仕事をして、それがお客様に”伝わっている”事なんじゃないかな?

 

僕は、今の経済や美容業界がどうなっているのかは知らないといけないと思うし、知らないのは怖いと思う。

 

経営者の方や、僕のようなフリーランス美容師をしている人は、そこも考えないといけない。

 

でも美容師の仕事ってそんなことではない。

 

いつまでも変わらないし変えちゃいけないことって、

 

・目の前のお客様を大切にする

 

・磨き上げている技術で綺麗にする

 

・リラックス感や心弾む会話なのか、技術や商材の説明をする事で安心してもらうなどの接客

 

・それがお客様に”本当に伝わっているか?””美容師よがりでないか?”を常に追求していくこと。

 

それ以外の事なんて、時代と共にめまぐるしく変わるし、ガンガン変えていっちゃえばいいと思う。

 

でも美容師の仕事は、流行りのインスタグラマーでも、ブロガーでも、YouTuberでもないし、美容室の経営でもなければ、新規集客だけで決まるのではない。

 

流行りが僕らの仕事ではないですからね。

 

大切でいつまでも変わらない、目の前のお客様を大切にして満足して頂き、それに見合った対価を頂き、末永くお付き合いして頂けること。

 

これさえズレなければ、ちょっとやそっとのデフレなんかには、美容師っていう仕事は負けないんじゃないかな?

 

低価格が悪いのではないし、高単価が偉いのではない。

 

基準は、お客様も美容師も満足できる価格作りが大切ですよね。

 

長々と語ってしまいましたが、このニュースを見て、そう感じました。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

 

 

みんなで、より良い美容師ライフを作っていきましょう♪

そうすれば、美容業界もより良い方向に変わるはず♪

 

[江藤公次]

 

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